やすぺる

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心に響く!有能な上司が新入社員の私に贈ってくれた名言5選

 

 

こんにちは、やすとです。

 

突然ですが、あなたの職場にはどんな上司がいますか。口だけで行動が伴っていない口だけ上司、仕事でもプライベートでもツッコミどころ満載のネタ上司、イマイチ掴みどころがないミステリー上司... 色々な上司がこの世には存在します。

 

私が働いていた職場の上司は、一言でいうとワンマン上司でした。自分のやり方が絶対的に正しい!という感じで、仕事もめちゃめちゃできるタイプの上司だったので、意見したくてもできず、したとしても高確率で論破されて意見が通らない、そんな環境で2年、商社の営業事務として勤務していました。そんな私も、今年で社会人4年目になります。今思えば面倒見が良く、自分にある程度向き合ってくれた良い上司だったのかなと思います。

 

そんな有能ワンマン上司が、商社を退職するまでに僕に贈ってくれた心に響く名言を5つ、ご紹介したいと思います。

 

「必要なのは、能書きよりも能力だ」

新入社員研修のため、2日間大阪へ出張に行った時のことです。研修1日目が終わり、社用携帯を使ってLINEで上司とやり取りする機会がありました。研修の感想を送った際に少し意識高い系のことを言ったのですが、その時に言われたのがこの言葉です。当時の僕にとっては強烈なインパクトがありました。まるで、「いくら質の高いことを学んでも、それが仕事で活かせなければ意味はない」と遠回しに言われているかのような...それ以降、仕事をする上で下手なことは言わず、行動で示すことに注力しようと思えるようになりました。僕は元から行動派の人間でしたが、言っている事とやっている事がリンクしているかを、仕事をする上で意識するクセがつきました。今思えば、新人研修よりも上司のこの一言の方が僕自身に良い影響を与えたのではないかと感じています。

とてもシンプルですが、社会人として何が求められるのかを表している素晴らしい名言だと思います。

 

 

「考え方と行動を変えろ」

半年に一度、上司と面談をする機会があったのですが、その面談で、「このまま経験を積んで、いつかは管理職になりたい」と言ったことがあります。その時の私は仕事がめちゃくちゃできる訳ではなかったのですし、管理職として必要な視点や能力が欠けている部分があったので、正直無謀な発言だったかもしれません。その時に言われたのがこの言葉でした。管理職というのは、部下を育成できるぐらいの能力や、仕事をする上で経営者の視点になって考えることが必要になります。「その段階まで足元にも及んでないぺーぺー社員がでかい口を叩くな」というメッセージを感じ取った瞬間でした。

発言したり意見するのはとても大切なことですが、時には身のほどをわきまえることも必要です。

 

 

「汗と恥をかきなさい。じゃないと仕事は身に付かない」

 仕事が失敗続きでどうすれば改善できるか悩んでいた時に、上司が日報へのコメントで投げかけてくれた一言です。新入社員の時は、日々新しい仕事を覚える毎日で、慣れた仕事であれば思い切って取り組むことができますが、覚えたての仕事はなかなか思い切って取り組めないものです。仕事というのは、時にイレギュラーなことが起こります。教科書通りに行えばいいという訳ではありません。しかし、思い切りの良さが成果をもたらすことがあるのも事実です。僕の上司は他の社員の積極的な行動を好むタイプの人で、本人も行動力の塊のような人でした。だからこそ、失敗がある程度許される新入社員のうちに、たくさんのことにチャレンジして、いつか大きな成果を挙げることに繋げてほしい、というメッセージがあるように感じました。

ちなみにこの名言を補足するかたちで、「2,30代の時に掻かなかった汗や恥は、5,60代に涙となって出てくるから気をつけろ」という言葉も残してくれました。マジな話、10回に1回は上司の口から名言が炸裂していた説がありますね(笑)

 

 

「忙しいのと忙しそうにしているのは違う」

 私の職場は少人数の部署ということもあり、一人あたりの業務量が多い傾向にありました。しかし業務量が多くても、内容が短時間で終わる簡単なものばかりであれば、必ずしも時間がかかるとは限りません。私は慣れた業務に対してはレスポンスが早かったのですが、新しく取り組む業務や普段あまりやらない業務に対しては、物事を複雑に考えて無駄にバタバタしてしまい、決してレスポンスが良いとは言えませんでした。その様子を見た上司が私に投げかけたのがこの言葉でした。合わせて、「俺は〇〇君ができそうな仕事しか振ってないから、もう少し簡単に物事を考えてみなよ」とアドバイスをもらいました。それ以降、「これってそんなに複雑な業務なのかな?」とか「もっと簡単に早く終わらせる方法はないかな」と考えながら仕事をするようになり、全体的な効率が上がりました。

利益を上げるためには、1日の限られた時間でどれだけ多くの成果を出すかが重要となってきます。忙しいと感じたら一度冷静になって、客観的に物事を整理してみるのが良いかもしれません。

 

 

「今日は昨日よりも早く、明日は今日よりも早く」

商社の仕事は常にスピードが重要となりますが、取引先が多く、時には突発的な対応が必要となる環境で、毎日ハイスピードで安定した成果を出し続けるのは大変です。しかし、売上予算達成などの目標をクリアするには、より多くの商材を売る、顧客に対して販促などの働きかけを行うことが必要不可欠です。この言葉は、そんな日々の業務をこなしていく上で、私の上司が何度も私に対して投げかけた言葉です。

作業のスピードは手や足の動きを早めるだけでは上がりません。正確には多少は上がるものの、限界があります。本質的に早くするには少なからず頭を使う必要があります。「より成果を挙げたいのであれば、思考を停止させてはいけない。」そんなメッセージが秘められているように感じました。

 

 

いかがでしたでしょうか。あなたの心に響く名言はありましたか?

僕自身、今までにたくさんの人が贈ってくれた言葉によって、助けられた経験が何度もありました。言葉は時に人の原動力そのものになるくらいの力を秘めています。今回ご紹介した名言が、良い意味であなたの中にある何かを変えるきっかけになれば幸いです。